母の日といえば。
5月の第2日曜日。
母の日をいかがお過ごしでしたでしょうか?
母の日と言えば、カーネーション。
カーネーションの香りってどんなだか、覚えはありますか?
バラの花束をもらうと、必ず鼻を近づけて香りを嗅ぐと思いますが
カーネーションの鉢植えをもらって香りを確認する人は
そんなにいないかもしれません。
だって、そこには草っぽい葉っぱの香りがほんの少し感じる程度だということを
みんな知っているからですww
私たちがカーネーションと聞いて思い出す、あの花は
園芸用に改良されたものなので、香りは重要視されていないのですが
本来はというか、原種はしっかり香りがあるのですよ~。
しかも、調香の世界では、とっても重要な香り。
名前を聞けばわかるような、いくつかの名だたる香水に使われています。
最も有名なのは、ニナリッチのレールデュタン。
カーネーションの香りには
オイゲノールという、クローブ(丁子)に含まれる芳香成分
(いわゆる…歯医者さんのニオイww)
が多く含まれるので、ほんのり甘くスパイシーな香り…とでも言いましょうか。
手に入れるどころか、お目にかかることもほぼありませんので
調香する際には、まずこのカーネーションの香りを作って
それを元に、他の香りとブレンドしていきます♪
わたしは、この作業がとりわけ大好きです♡
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何に重きをおくかで、置き去りにされる大切なものってありますよね・・・。
香りは、植物の命そのもの。
全ての植物において、芳香分子を保つ器官が発達しているわけではないのですから
大切に扱っていきたいですね。
*香りを味方につけると物事のスピード感が格段に速くなる③は
次回以降に投稿いたします♪