これでいいのだ。

2日前のことです。

 

「ままー。あのさぁ、補助倒立なんだけどさ…ヒロがちゃんと持ってくれないんだよね。だからちょっと練習したいんだけど…」

 

23時。

 

今言うか?

 

いいけど、練習するのはいいけど、でもちょっと待って?

ヒロがちゃんと持ってくれないってどーゆーこと?

 

あのさ、もしかしてあんた…倒立、できない???

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ヒロのせいにして保険をかけようとしたことにめちゃめちゃ説教したいところを

2分に短縮して、とりあえず練習しよう。

 

しかし、前々日の23時に言い出すことは、ぜひやめていただきたい。

 

とにもかくにも練習だ!

 

わたしと違って体が大きく

 

スポーツをするには有利な体形。

 

小さい時は足が遅いと思っていたけど

 

ただ単に、走り方がわからなかっただけ。

 

今は、足も速く、リレーも選手になった。

 

大丈夫大丈夫。絶対できるようにしてあげる!!!

 

 

 

 

:練習するところを動画で撮って

 

観ながらなぜできないかを考えながら練習。

 

そのうちすぐに、手をつく位置が恐ろしくマズかった…ということに気づけ

 

すぐに終わるだろうと思った。

 

でも、それを直すためには恐怖心という敵にまず勝たなければいけない。

 

ここに手をつくと、ヒロからちょっと距離ができる。

 

もし、ヒロがとってくれなかったら倒れるの、コワイ…(´;ω;`)

 

分かっているからこそ、悔しくて悔しくてビービー泣きました。(現在時刻23:30)

 

おいおい、ここで泣くか…(;´・ω・)

 

次の日もあるんで、0時まで頑張って、日付が変わったところでやめました。

本人には泣いて懇願されましたけど、あたしにも都合があるw

 

ところが、朝、登校前に練習したら

1回であっさり成功!!!

うん。眠かったとしか思いようがない。

やれやれ一件落着。

 

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ところが、本番の前日は雨。雨。雨。

 

グランドコンディションがどんどん悪くなるし

 

その他の準備も何もできない・・・(´;ω;`)

 

それでも…

 

毎日暑い中練習を重ねた子どもたちと、

 

指導に熱を込めた先生たちと

 

準備を進めてきたPTAたちのいのりのおかげで

 

なんとかかんとか60分遅れで開催することが決定しました。

 

やれやれ~~~

 

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で。当日は

 

9割は「みんな可愛いなー♡」と思って観てました(*´ω`*)

 

1割はね、やっぱ、倒立問題ですよ。

 

ユウさん、本番に弱いタイプなので、ちょっと心配(´;ω;`)

 

 

 

でもね、結論。もう言っちゃいます。

 

やっぱ、私たちのすべきことって

 

信じて見守る!

 

ことだけですね。ホント、よーくわかりました。

 

 

速く走れるようになった

倒立ができるようになった

 

ことなんかよりも

すごいいいもの見ちゃいました!!!

 

 

友達と話してる時の、キラキラした笑顔。

 

2年連続応援団に立候補したこと。

 

小さな子の面倒をよく見ると、誰からも言われること。

 

 

大玉送りの係り員になったそうで、なんだろう?何するの?

って思ったけど

 

大玉を頭の上でみんなで手を伸ばして移動させるって単純な競技の補助だったんだね。

 

でも、身体が大きくて長い手で大玉をフォローする6年生は

1年生の子たちから見れば、ヒーローにみえたはずだよ。

 

ちょっと前まで、自分が高学年に憧れるちびっこだったのに。

 

力を合わせてなにかするってことを

 

親からじゃなくて、経験から学んでる!!!

 

 

当たり前だけど、普段一切そういうこと考える余裕がないので

 

ぼんやり考えながら観てたら感動が何倍にもなった!!!

 

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小さなころは、何かできるようになると、激しくほめられた。はず。

 

なのに、大きくなると、大人も含め、できないことを数えられるようになる。

 

こんなにできるようになったことがあるのに

 

それには気づかれることもないかもしれない。

 

なんてこった、子育て!人育て!

 

真っ青な空の下、そんなことを考えながらの最後の運動会。

 

勝ち負けなんかよりも、ずっと価値のあることに気付いた。

 

わたしは、まだまだ親として、先生として伸びしろがあるなーww

 

 

疲れて帰ってきた、ユウさんがボソッと言った。

 

「拍手ってさ、結局、上のヤツが成功した時にもらえるんだよ。」

 

身体が大きくて、土台にばかりなる彼のボヤキ。

 

わたしは逆で、身体が小さくて、有無を言わさず上のひと。

 

だから、土台の気持ちは初めて知りました。

 

でもね、土台がなかったら、上は立てないんだから

 

タイミングとしては上が成功した時だけど

 

その拍手は、土台含め。だからね。

 

あとさ、ママは土台しか観てないからww

 

 

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