メディカルアロマの現場から~求められるものが変わってきた話

今朝は爽やかで過ごしやすくなりましたが

昨日の名古屋は蒸し暑かったです~。

これぞ名古屋の夏!といった感じでしょうか。

 

さすがに暑さを感じ始めると

感染症対策のためのマスク着用が

エチケットとはいえしんどくなってきますよね。

 

わたしはもともと何年も、職業柄、花粉が鼻粘膜につかないように

2月後半から5月くらいまでは

外を出歩く時にマスクをしてきました。

花粉症の症状があるからではなく、

花粉や黄砂が鼻粘膜に付着することにより炎症がおこると

仕事(調香師)に差しさわるので、それを避けるためです。

 

なので、わりとマスクとは慣れ親しんできました。

それでも、暑くなってくると

そろそろ花粉や黄砂も大丈夫かな?という感じで

マスクは外してきました。

ところが、コロナ渦でマスク=社会生活を送るうえでのエチケット

となると、うかつに外すことができません。

 

ただ、今度は熱中症の恐れや、その他の心配も出てきます。

 

そこで、最近ではマスクにシュッとする

アロマスプレーが人気です。

 

マスクの内側(肌につく側)にシュッとひと吹きすると

爽やかな香りとともに適度なウェット感でとても気持ちいいのです。

 

実はこのスプレーも、このコロナ渦においても

時期によってお客様のニーズに変化がありました。

 

コロナが騒がれ始めた2月、3月は、

とにかく抗菌作用のあるものを!という声が多く

ご自身の身を守るという意味合いで使われる方が多かったです。

 

ところが、緊急事態宣言が発令され

外出自粛が続き、だんだん気持ちに余裕がなくなってきたり

楽しみが奪われてしまっているような気持が大きくなってきた

4月中頃からは

 

とにかく、疲れを取りたい、癒されたい、いい香りにしてほしい、

リラックスしたい・・・と、ご自身を外敵からブロックするというよりは

自分で自分を調えるという方向にシフトしていらしています。

 

そして最近多いご要望が、

マスクのニオイを緩和したい、暑さをなんとかしたい

といったように、マスクありきだけれども、

その中でもなんとか心地よく過ごしたい。といったように

どんどん変化してきました。

 

コロナ怖い!とにかく怖い!

外出を控えて何とかやりすごそう

共存しよう。コロナもいて当たり前

 

に変化してきた世の中と同じだと感じます。

 

起こることは、すべて必然だと思います。

いてほしくはないけれど、コロナもいても仕方ない。

今すぐに絶滅はあり得ないし

これからも、形のちがう、別の恐怖に襲われるかもしれない。

 

それならば、今できること、今すべきことを淡々とする。

そうやって、無理なく暮らしていくことが

身体と心を守ることにつながるのではないかなぁ。

そう、思います。

 

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