リラックスについて考える。
毎日いいお天気の名古屋です。
でも、何かが飛んでいるみたいで、アレルギー症状を起こして
咳だの、声枯れだのされている方が多いようです。
お気をつけくださいね。
ちなみに、こういった場合、メディカルアロマテラピストとして
アドバイスをさせていただくならば
直接的に不快症状を緩和させるためにはユーカリ・ラディアタや
ラヴィンツァラ、ティートゥリーを。
イライラ感を鎮めるためならばラベンダー・アングスティフォリア
リトセア、ベルガモットなどをお勧めいたします♪
お部屋で芳香させていただくか、ティッシュに1滴落として持ち歩き
ときどき香りを嗅いでくださいね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、たった今、イライラ感を鎮めるためにラベンダー・アングスティフォリア
と書きましたが、『アロマと言えば?』→『リラックス!』
『リラックスといえば?』→『ラベンダー!』
みたいな図式…イメージとしておありな方も多いのではないでしょうか?
もちろん、正解です☆
ただ、リラックスについて、今一度考えてみる必要って
あるのではないかなーと、思いますよ♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リラックスって何だろう?
リラックスとは、『緊張』の反対で『弛緩』した状態をいいます。
張り詰める、の反対で、たるむ・ゆるむという感じ。
最近、ゆるいとか、ゆるゆる…なんて言葉がもてはやされていますが
まさに、そんな状態のことを言います。
ですが、例えば試験とか試合の時
「リラックスして行こう!」
なんて声をかけること、かけられること、ありませんか?
この場合、ゆるんでいこう!・・・ではありませんよね(;^ω^)
『硬くなって、いつもの調子でないこと』をさけること。
これもひとつのリラックスです。
また、招かれた家や会場で「リラックスしててね」
なんて声をかけること、かけられることもありますよね?
この場合も、だらっとした姿勢でいてください・・・とは違います。
くつろぐ=ダラダラする ではないと思います。
(あくまでも、人前での話です。自宅では別ww)
ということは、リラックスという言葉には、いくつもの意味が含まれていそうです。
なのに、一絡げに『リラックスといえば、ラベンダー』というのは
ちょっと残念な気がしませんか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リラックスという言葉の向こう側に、何が隠れているのか?
たとえば、精神的な緊張。肉体的な緊張。切迫感。その後の行動・・・
こういうことを、全て頭に入れたうえで「リラックス」できる香りを選ぶ。
それが、真のアロマセラピストの仕事です。
本に『リラックス作用』または『神経バランス回復作用』と書いてあるから
その中から適当に選べばいい…と思わないこと。
主訴、または要求を聞いて、即座に選ばれた香りは
細かい問診なしで、触診もなしで、検査もせずに「とりあえず出しときます」と言ってざっくり出されたクスリと同じですww
相手の言葉の、または、状況の向こう側を見る癖をつけて
香りを選ぶようにすること。
これが、アロマテラピーの醍醐味であります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだか、受講生のフォローアップグループへの投稿の様に少し突っ込んだ話になってしまいましたが
最近、某メーカーの精油を専門の知識のないまま有名人が「いいよー」などといって
購買意欲をあおるだけあおっているのを見ると
ちょっとどうなのかな…と思うのです。
影響力のある方がちょろっと投稿したりすると消費者心理として「手に入れたい!」と思ってしまう。さも自然な感じで使っている様が垣間見れればなおさら。
それ自体は、別に悪いことでも何でもないのですが、当然消費者は有名人や人気者が使っていて、しかもいいよ!なんて言っているものが手に入らなければ焦りが生じます。
そんな中で、たまたま目にすれば、自分の感覚でしっかり感じることなく手に取ってしまうでしょう。
それもね、悪いことではないんですよ。市場はそうやって作られていくので。
ただね、正しい使い方をしていただきたい。それだけが、心配であり、願いなのです。
その精油がもし本物の植物の芳香成分であるならば・・・
良くも、悪くも、精油の特徴を引き受けることになりますよ。
どんな用途で、どんな使い方をすれば安全なのか。
危険はないのか?
クスリは注意するのに
食べ物はオーガニックにこだわっているのに
精油は大丈夫!・・・なの? ホントに?
そのあたり、これから少しずつ
投稿していきます(^^)